同じ30歳でも、体は同じ年齢ではない― 老化速度が人によって違う理由
30歳と聞いて、
多くの人は「まだ若い」と思う。
だが、生物学的には
30歳はすでに差が開き始めている年齢だ。
同じ30歳でも、
体の内部ではまったく違う時間を生きている人がいる。
暦年齢と肉体年齢は一致しない
暦年齢は、
生まれてから経過した時間を示すだけだ。
一方で肉体年齢は、
- 細胞がどれだけ傷んでいるか
- 修復力がどれだけ残っているか
- 炎症がどれだけ慢性化しているか
といった、
体の実態を表す。
この二つは、
必ずしも一致しない。
見た目が若くても、
内部はすでに老化が進んでいることもある。
逆に、
多少老けて見えても、
体の修復力が高い人もいる。
極端な二例(120歳型/60歳型)
仮に、同じ30歳の二人を想像してみよう。
120歳型の人
- 老化速度が遅い
- 炎症が少ない
- 修復が損傷を上回っている
この人は、
30年生きて「20年分しか老化していない」。
30歳で見た目年齢は、20歳。
60歳型の人
- 老化速度が速い
- 慢性的な炎症を抱えている
- 修復が追いついていない
この人は、
30年生きて「40年分老化している」。
つまり、見た目年齢は40歳。
二人とも30歳だが、
肉体年齢はすでに20年分ずれている。
この差は、
年齢を重ねるほど拡大する。
老化速度を決める要素
代謝・修復・炎症
老化速度を左右する要素は多いが、
核になるのは次の三つだ。
① 代謝
- エネルギーをどう使うか
- 糖代謝に偏っていないか
- ミトコンドリアが機能しているか
代謝の偏りは、
老化速度を確実に上げる。
② 修復
- DNA損傷を直せるか
- 細胞を入れ替えられるか
- 傷を「なかったこと」にできるか
修復力が高い体は、
老化を「遅らせる」。
③ 炎症
- 小さな炎症が慢性化していないか
- 腸・脂肪・血管が静かに荒れていないか
炎症は、
老化のエンジンだ。
見た目では判断できない老化
人はつい、
- 肌
- 髪
- シワ
で老化を判断しがちだ。
だが老化の本体は、
- 血管
- 免疫
- 神経
- 代謝
といった、
見えない部分にある。
見た目が若い=老化が遅い
とは限らない。
むしろ、
見えない老化ほど危険だ。
早い段階で差が「仕込まれる」理由
老化速度の差は、
40代や50代で突然生まれるわけではない。
多くの場合、
- 10代後半
- 20代
- 30代前半
すでに仕込まれている。
- 睡眠不足
- 過剰な糖質
- 慢性的ストレス
- 無理なダイエット
これらはすぐには表に出ないが、
老化速度を確実に上げる。
30歳は、
「まだ若い年齢」ではなく、
老化速度が可視化され始める年齢
なのだ。
次回予告
次回は、
老化は直線ではないという話をする。
なぜ人生後半で
突然老けたように感じるのか。
そこには、
老化が加速度的に進む理由がある。
必要であれば次に:
- 第2回の図解用説明文
- 120歳型/60歳型の具体的生活モデル
- 読者向けセルフチェック項目
どれを作りますか?

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